リファレンスチェックとバックグラウンドチェックの違いとは?目的や使い分けを解説

2026.9.4

目次

この記事の要点

  • リファレンスチェックとバックグラウンドチェックは、どちらも採用ミスマッチを防ぐための調査だが、情報提供者の違いから、得られる情報の特徴(情報量や情報の性質など)に違いがある。  

  • リファレンスチェックは回答を得やすく情報量を確保しやすい一方、バックグラウンドチェックはポジティブ・ネガティブ両面の情報から、採用候補者を多面的に把握しやすいという特徴がある。

  • 採用候補者本人が推薦した方から情報を得たい場合はリファレンスチェック、採用候補者が指定していない第三者から情報を得たい場合はバックグラウンドチェックが適しており、「誰からの情報を得たいのか」を基準に使い分けることが大切。 


「リファレンスチェックとバックグラウンドチェックは、何が違うの?」  


どちらも採用候補者について事前に情報を収集し、採用ミスマッチを防ぐための調査ですが、「どちらを選べばよいのか」と迷う採用担当者の方も多いのではないでしょうか?  


この記事では、フィルターバンクのセールス部で勤続10年以上の大宗さんへのインタビューを通じて、リファレンスチェックとバックグラウンドチェックの違いや、それぞれのメリット・デメリット、使い分けについて詳しく伺います。 


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1. リファレンスチェックとバックグラウンドチェックとは  

  

── リファレンスチェックとバックグラウンドチェックについて、フィルターバンクさんではどう定義されていますか?  

 大宗 : 弊社では、  

  •  リファレンスチェック ... 採用候補者が選んだ推薦者へ行う調査   

  •  バックグラウンドチェック ... 採用候補者の過去の職場や現職場に対して行う調査   

 というように定義しております。  


 つまり、調査先である情報提供者を採用候補者が選ぶのがリファレンスチェック、採用候補者が指定しないのがバックグラウンドチェックです。  


 なお、弊社サービスの「採用フィルター」は、バックグラウンドチェックに該当します。   


── リファレンスチェックとバックグラウンドチェックの目的に、違いはありますか?  

大宗 : 目的については、大きな違いはありません。  

 リファレンスチェック、バックグラウンドチェックどちらも、  

  •  採用ミスマッチを防ぎたい   

  •  採用の質を上げたい   

 などのような目的で活用されています。    


 リファレンスチェックも、バックグラウンドチェックも、書類や面接だけでは把握できない情報について事前に調べ、採用候補者への理解を深めるためのサービスという点では、どちらも同じなんです。  


2. リファレンスチェックとバックグラウンドチェックの違い

  

── では、リファレンスチェックとバックグラウンドチェックは、具体的にどのような違いがあるのでしょうか?  

大宗 : 弊社のバックグラウンドチェックと比較してお答えしますと、情報提供者、情報量、情報のバランスなどに、違いがあります。  


リファレンスチェック

バックグラウンドチェック

情報提供者

採用候補者が選んだ推薦者

採用候補者が指定していない第三者

情報量

情報量を確保しやすい

十分な情報を得られない場合がある

情報のバランス

肯定的な情報が中心となる

ポジティブ・ネガティブ両面の情報を得やすい


 なかでも重要な違いとなるのが、「誰から情報を得るのか」という情報提供者の違いです。   


── なぜ、情報提供者の違いが重要なのでしょうか?

大宗 : その理由は、情報提供者そのものだけでなく、採用候補者と情報提供者の関係性にも違いがあるからです。 


 リファレンスチェックでは、採用候補者が推薦者(情報提供者)を選ぶため、誰にヒアリングが行われるかを採用候補者自身が把握しています。  

 

 一方、バックグラウンドチェックでは、調査員が調べた職場、つまり採用候補者が指定していない第三者へヒアリングを行うため、採用候補者は情報提供者を事前に把握することができません。  


 さらに、このような関係性の違いが、両者で得られる情報にも大きく影響してきます。   


── では、得られる情報の違いについて、具体的に教えてください。   

大宗 : 具体的には、「情報量」や「情報のバランス」に違いが出てきます。  


 リファレンスチェックは、採用候補者が推薦者を選んで依頼するため、回答を得やすく、情報量を確保しやすいのが特徴です。  

 また、採用候補者自身が情報提供者を把握しているため、採用判断において懸念につながる情報は得られにくく、情報に偏りが生じる場合があります。  


 一方、バックグラウンドチェックは、採用候補者が指定していない第三者へヒアリングを行うため、十分な情報を得られない場合があります。  

 ただし、採用候補者自身が情報提供者を把握していないため、ポジティブ・ネガティブ両面の情報を得やすいのが特徴です。  


 このように、情報提供者との関係性の違いから、情報量だけでなく、どのような情報が得られるのかという点にも違いが出てくるんです。 

3. リファレンスチェックとバックグラウンドチェックの使い分け

  

── 両者の使い分けを考えるにあたり、それぞれのメリットとデメリットを教えていただけますか?

大宗 : それぞれのメリットとデメリットについては、


リファレンスチェック

バックグラウンドチェック

メリット

回答を得やすく、情報量を確保しやすい

ポジティブ・ネガティブ両面の情報から、多面的に把握しやすい

デメリット

懸念につながる情報が語られにくく、情報が偏る場合がある

十分な情報を得られない場合がある


 このように相反する形になっています。    


 リファレンスチェックは、採用候補者と推薦者(情報提供者)が事前に繋がっているため、回答を得やすく、仕事ぶりや人柄などの情報量を確保しやすいのが強みです。  

ただし、過去のトラブルや懸念点などのような「採用判断において懸念につながる情報」が語られにくく、得られる情報が偏ってしまう場合があることに注意が必要です。


一方、バックグラウンドチェックは、仕事ぶりや人柄から過去のトラブルや懸念点まで、ポジティブ・ネガティブ両面の情報を得やすい点が強みです。

そのため、採用候補者を多面的に把握しやすく、結果として信憑性のある情報につながりやすい傾向があります。

しかし、個人情報などの観点から、十分な回答を得られない場合もあります。


── では、リファレンスチェックとバックグラウンドチェックは、どのように使い分ければよいのでしょうか? 


大宗 : 両者はメリットとデメリットが相反するため、どちらが優れているということではありません。

 そのため、使い分けとしては、

  •  採用候補者本人が推薦した方から情報を得たい場合 → リファレンスチェック

  •  採用候補者が指定していない第三者から情報を得たい場合 → バックグラウンドチェック  

 というように、「誰からの情報を得たいのか」を基準に使い分けることがおすすめです。  


 もちろん、両者には得られる情報の特徴にも違いがありますが、最初にお伝えしたように、「採用ミスマッチの防止」や「採用の質を高める」という目的は同じです。


書類や面接だけでは把握しにくい情報を補完し、採用候補者への理解を深めるために、「誰からの情報を得たいのか」に応じて調査方法を選ぶことが大切です。   



4. フィルターバンクのバックグラウンドチェック「採用フィルター」

  

── リファレンスチェックを利用していた企業が、バックグラウンドチェックに切り替えるケースもあるのでしょうか?

大宗 : はい。弊社では実際に、リファレンスチェックをご利用されていた企業さまからご相談いただくケースがあります。  


 例えば、

  •  いい情報しか出てこない  

  •  本当かどうか、少し疑わしい  

  •  聞いていた内容と実際に入社した後で違った  


 といった理由から、弊社のバックグラウンドチェック「採用フィルター」への切り替えを検討される企業さまもいらっしゃいます。  


 また、採用候補者の負担を抑えるために、バックグラウンドチェックに切り替えるケースもあります。  

 

 リファレンスチェックでは、採用候補者自身が推薦者の選定・依頼・取次ぎを行います。  

 

 一方、バックグラウンドチェックでは、採用候補者が推薦者を選ぶ必要がないため、こうした負担を抑えながら調査を行うことができます。  


── バックグラウンドチェックは、リファレンスチェックと比べて回答を得にくいというデメリットがあります。採用フィルターでは、どのような工夫をされていますか?

大宗 : そうですね。採用候補者が推薦者を選ぶリファレンスチェックとは異なり、バックグラウンドチェックでは、回答をご遠慮されるケースもあります。 


そのため、弊社のバックグラウンドチェック「採用フィルター」では

  • 厳しい研修を受けた専任の調査員をアサイン  

  • 時代に合わせてリサーチ方法をブラッシュアップ

などのように、調査体制や方法を工夫しています。


こうした取り組みによって、バックグラウンドチェックの「回答を得られにくい」というデメリットを補完し、できる限り情報取得率を高めることを目指しています。  


▶︎採用フィルターの「情報量」に関する記事はこちら◀︎



5.まとめ  

リファレンスチェックとバックグラウンドチェックは、どちらも書類や面接だけでは把握しにくい情報を補完し、採用候補者への理解を深めるための調査です。  


一方で、情報提供者の違いによって、得られる情報の量や性質には違いがあります。  

回答を得やすく、情報量を確保しやすいリファレンスチェックに対し、バックグラウンドチェックは、ポジティブ・ネガティブ両面から候補者を多面的に把握しやすいことが特徴です。  


そのため、両者のメリット・デメリットを踏まえ、「誰からの情報を得たいのか」を基準に、調査方法を選ぶことが大切です。  


採用候補者が指定していない第三者から情報を得たい場合には、バックグラウンドチェックが適しています。  


フィルターバンクの「採用フィルター」は、バックグラウンドチェックを通じて、採用候補者の人物像や経歴を多面的に把握し、採用判断に必要な情報の収集をサポートします。  


採用ミスマッチの防止や採用の質の向上に向けて、バックグラウンドチェックの導入をご検討の際は、お気軽にお問い合わせください。  


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▼よくある質問

Q. リファレンスチェックとバックグラウンドチェックの違いは? 

A. リファレンスチェックは、採用候補者が選んだ推薦者から情報を得る調査、バックグラウンドチェックは、採用候補者が指定していない第三者から情報を得る調査です。  

 リファレンスチェックは回答を得やすく情報量を確保しやすい一方、バックグラウンドチェックはポジティブ・ネガティブ両面の情報から、採用候補者を多面的に把握しやすいという違いがあります。


Q. リファレンスチェックとバックグラウンドチェックは、どのように使い分ければよいですか?  

A. 採用候補者本人が推薦した方から情報を得たい場合はリファレンスチェック、採用候補者が指定していない第三者から情報を得たい場合はバックグラウンドチェックが適しています。  

両者はメリットとデメリットが相反するため、「誰からの情報を得たいのか」を基準に使い分けることが大切です。


Q. リファレンスチェックでは、ネガティブな情報を確認できますか?

A. リファレンスチェックでもネガティブな情報を確認できる場合はありますが、採用候補者自身が推薦者を選ぶため、採用判断において懸念につながる情報は語られにくく、情報が偏る場合があります。  


Q. バックグラウンドチェックでは、どのような情報を得られますか?    

 A. 仕事ぶりや人柄から過去のトラブルや懸念点まで、ポジティブ・ネガティブ両面の情報を得やすいです。   

そのため、採用候補者を多面的に把握しやすく、結果として信憑性のある情報につながりやすい傾向があります。