
目次
書類や面接では見抜けない採用候補者の特徴。
それを把握するためには「適性検査」や「バックグラウンドチェック」などが有効ですが、この二つにはどのような違いがあるのでしょうか。
フィルターバンクのセールスGr.、田中さんへのインタビューを通じて、適性検査やバックグラウンドチェックそれぞれの目的・利用シーンから、使い分けの考え方などを解説します。
1. 目的と利用シーンの違い

適性検査:採用フロー初期段階で「工数削減」
── 適性検査の目的と利用シーンについて教えてください。
田中 : 適性検査の主な目的は「採用プロセスの工数削減」です。
利用シーンは、書類選考時や一次面接前後などで、採用フローの中でも初期の段階で力を発揮します。
例えば、それぞれの採用候補者に対して「次の面接に進んでいただくかどうか」を、適性検査という一つの指標をもって「ふるいにかける」という使い方がメインだと思います。
バックグラウンドチェック:採用フロー後期段階で「採用ミスマッチ防止」
── 一方、バックグラウンドチェックの目的や利用シーンは、適性検査の場合と異なりますか?
田中 : 全く異なりますね。バックグラウンドチェックの主な目的は「採用ミスマッチの防止」です。
バックグラウンドチェックの利用シーンについても、最終面接後や内定を出す前など、内定候補者に絞って実施するのがメインです。
バックグラウンドチェックの使い方としては、適性検査のように『ふるいにかける』というよりも、「この人を本当に採用しても良いかどうか」について「採否判断の後押しをする」といった意味合いが強いです。
2. 把握できる情報の違い

適性検査:性格や思考力などの「傾向」が分かる
── では、適性検査を実施することで、企業は主にどんな情報を把握できますか?
田中 : 適性検査では、主に採用候補者の「性格面・ストレス耐性・思考力などの傾向」が把握できます。
例えば、「ロジカルな考え方ができる」「精神的に強い」などが分かります。
ただし、適性検査の結果はあくまで「傾向」なので、「採用候補者の実態とは異なる」という可能性が残っていることに注意が必要です。
バックグラウンドチェック:リスクも含めた「実態」が分かる
── 一方、バックグラウンドチェックで把握できる情報や、適性検査との違いはありますか?
田中 : バックグラウンドチェックを通じて、採用候補者の「実態」が分かります。
例えば、実際の性格、ストレス耐性、スキルレベルはもちろん、経歴や資格の信憑性などの「事実」が把握できます。
また、SNSの発言などからネットリテラシーを確認したり、データベースから犯罪歴を確認したりなど、リスクの有無も把握できます。
適性検査では、このようなリスクの確認はできないので、バックグラウンドチェックだからこそ分かる情報ですね。
3. 使い分けや併用の考え方

予算が限られている場合は課題に応じて
── 例えば、予算が限られている場合、適性検査とバックグラウンドチェックのどちらの導入を優先するべきでしょうか?
田中 : 企業によって採用に関する課題が異なると思いますので、課題に応じて導入するのが良いと思います。
例えば、「書類選考の段階で、候補者の方が非常に多い」「人事の工数削減を図りたい」という課題がある場合は、適性検査の導入をおすすめします。
一方、「最終面接を終えた候補者」に対して「採用ミスマッチの不安がある」「入社後の定着率を見直したい」という課題がある場合は、バックグラウンドチェックの導入がおすすめです。
可能ならば併用がおすすめ
── もちろん、適性検査とバックグラウンドチェックの併用も可能ですよね?
田中 : はい。弊社のお客様でも、SPIなどの適性検査とバックグラウンドチェック「採用フィルター」を併用している企業はかなり多いです。
やはり、目的や利用シーンが異なるため、書類選考時や一次面接前後に適性検査を実施し、最終面接後や内定候補者の方にバックグラウンドチェックを実施することで、採用の精度向上に繋げていただいています。
予算面で問題がないのであれば、適性検査とバックグラウンドチェックの併用もおすすめです。
4. まとめ
適性検査やバックグラウンドチェックは「書類や面接では見抜けない採用候補者の特徴」を把握するための採用プロセスですが、目的や利用シーン、把握できる情報などが大きく異なります。
書類選考時や一次面接前後に、「工数削減」を目的とし、採用候補者の「傾向」を把握するのが適性検査。
一方、最終面接後や内定候補者に対し、「採用ミスマッチの防止」を目的とし、採用候補者の「実態」を把握するのがバックグラウンドチェックです。
予算や採用課題に応じて、使い分けや併用することで、採用精度の向上につながります。
また、弊社のバックグラウンドチェックサービス「採用フィルター」は、企業ごとの課題や不安ごとに合わせて、リサーチ項目のご相談も可能です。
採用フィルターに関する詳細はこちらからお問い合わせください。




